近年注目されている浴室リフォームのスタイルとして「エコバスリフォーム」と呼ばれるものがあります。
それでは、エコバスリフォームとは一体どんなリフォームのことなのでしょうか。
この記事では、エコバスリフォームの概要や種類、費用目安やメリット・デメリットについて解説します。
Contents
エコバスリフォームとは
ここでは、エコバスリフォームの概要や主な種類、かかる費用の目安を解説します。
エコバスリフォームとは
エコバスリフォームとは、既存の浴槽設備を新しい物に入れ替えるのではなく、シートやパネル、塗装等を駆使して綺麗にリフォームすることを指します。
エコバスリフォームの「エコ」とは、以下の2つを兼ねた言葉です。
・エコノミー(Economy)……費用が安い
・エコロジー(Ecology)……環境に優しい(廃材を出さない)
つまりエコバスリフォームをすることで、環境に優しく費用を抑えたリフォームができるということです。
エコバスリフォームの主な種類
エコバスリフォームには、主に以下の3種類の方法があります。
・塗装リフォーム
浴室専用の塗料を使い、浴槽や床、壁をリフォームします。
・浴室シートリフォーム
防カビ性能や防滑性、衝撃吸収性など様々な機能を備えた浴室シートを用いて、ユニットバスや在来浴室のタイルなどの上から貼り付けるタイプのリフォームです。
・浴室パネルリフォーム
浴室の壁や天井に使用でき、在来工法の浴室などで使用すればユニットバスのような仕上がりになるリフォームです。
エコバスリフォームにかかる費用
エコバスリフォームにかかる費用は、浴室全体で30万円前後、床・天井・浴槽だけで10万円前後程度です。
また、壁だけは少々高くかかり、10~20万円程度が目安だと言えます。
エコバスリフォームのメリットとデメリット
ここでは、エコバスリフォームのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
エコバスリフォームのメリット
エコバスリフォームのメリットは、以下の通りです。
・工期が数日で済む
・費用が安い
・独自の雰囲気を出せる
・部分的なリフォームにも対応している
・保温力が高い(壁紙が二重になるため)
・浴室の広さに合わせたリフォームが可能
安くて手軽にできる点こそが、エコバスリフォームのメリットだと言えるでしょう。
エコバスリフォームのデメリット
エコバスリフォームのデメリットは、以下の通りです。
・浴室自体が新品になる訳ではない
・浴室を解体しないため水漏れの有無や下地などの確認ができない
・まだ施工できるリフォーム業者が少ない
・パネルやシートが剥がれる心配がある
このようにデメリットもあり浴室が新品になる訳ではありませんが、とても綺麗になるためエコバスリフォームでも十分だという方も多いでしょう。
エコバスリフォームは魅力的なリフォーム手段!
エコバスリフォームとは、既存の浴槽設備を新しい物に入れ替えるのではなく、シートやパネル、塗装などを駆使して綺麗にリフォームすることです。
浴室が新品になる訳ではありませんが、費用がかからず短期間で進められるため、積極的に活用してみると良いでしょう。