ユニットバスを設計するうえで必ず考えなくてはならないのが、サイズです。
最適なサイズは各家庭によって異なりますが、ある程度の決まったポイントを押さえておくことで適切な選択がしやすくなるでしょう。
この記事では、ユニットバスのサイズを選ぶ際に見ておくべきポイントと考え方について解説します。
Contents
ユニットバスのサイズを選ぶ際に見ておくことは?
ここでは、ユニットバスのサイズを選ぶ際に見ておきたいポイントを2つに整理して解説します。
浴槽の広さ
ユニットバスのサイズを考える際にまず気にしたいのが、浴槽の広さです。
浴槽の幅と入浴感は、以下の通りです。
浴槽の幅 入浴感
100cmまで 足を曲げる必要がある。窮屈に感じられる。
101~130cm 160cm程度の身長であれば普通に入浴可能。
140cm 身長が高めの人(180cm程度)でもゆったり入れる。
160cm 膝を曲げる必要はなく、親子でも入浴可能。
180cm 2人で入ってもゆったりと入浴できる。
上記のイメージから、自分たちに適した浴槽の広さを選ぶことが大切でしょう。
洗い場の面積
洗い場の面積も、重要な要素の1つです。
ユニットバスの広さは坪で表現するのが通常であり、全体の広さと洗い場の広さは比例します。
ユニットバス面積 サイズ感
0.75坪 大人1人なら十分に入れる
1坪 介護や子供との入浴に使える広さ
1.25坪 介護や子供との入浴に適した広さ
1.5坪 2人でも入浴できるサイズ
上記のイメージを基本として、自分の家庭に適した面積を選択するようにしましょう。
ユニットバスのサイズはどのように選べば良い?
ここでは、ユニットバスのサイズの選び方を選択します。
理想のサイズを基本に考える
ユニットバスのサイズを考える際には、多くの方にとって理想的だといえるサイズを基本として考えましょう。
例えば浴槽にゆったりと入りたいのであれば140cm~150程度の幅は欲しいところです。
また、介護や子供との入浴を考えているのであれば洗い場の面積は1.25坪程度欲しいといえるでしょう。
こうした「理想的だといわれるサイズ」を基準として、自分たちの家庭に必要な条件を考慮していくと、最適なサイズを見つけやすいのです。
家族構成を考慮する
浴室のサイズを考える際には、理想のサイズを知ったうえで自分たちの家族構成を考慮して決めていくと良いでしょう。
例えば夫婦2人だけであればそれほど広いユニットバスは必要ありませんが、両親と同居して介護も視野に入れるのであればより広い浴室が必要になります。
また、家族の体形や身長などによっても、適切なユニットバスのサイズは異なります。
できる限り事前にショールームで実物を確認し、最適なサイズのユニットバスを選択するようにしましょう。
ユニットバスの最適なサイズを選びましょう
ユニットバスのサイズを決める際には、浴槽の広さと洗い場の広さを基準にして考えるのがおすすめです。
実際には一般的にみて理想的だと言われるものを基本として家族構成や身長、体形などを考慮し、最適なものを選ぶようにしましょう。